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2025-07-10

プロンプトエンジニアリング入門【試験に出る基本を網羅】

生成AIパスポート試験の「プロンプトエンジニアリング」分野を初心者向けに解説。ゼロショット・フューショット・CoTなど重要手法を具体例付きで紹介。

プロンプトとは何か

プロンプト(Prompt)とは、生成AIへの入力テキスト(指示・質問)のことです。同じAIでも、プロンプトの書き方を変えるだけで出力の質が大きく変わります。「何を・どのように・どんな形式で」伝えるかを工夫する技術がプロンプトエンジニアリングです。

ゼロショットプロンプト

例を一切示さずにAIに指示する、最もシンプルな手法です。「〇〇を300字で要約してください」「この英文を日本語に翻訳してください」などが該当します。手軽に使えますが、複雑なタスクでは期待どおりの出力が得られないことがあります。

フューショットプロンプト(Few-shot)

いくつかの「入力→出力」の例をプロンプト内に示してから指示する手法です。たとえば「ポジティブ→良い、ネガティブ→悪い」という例を3つ見せてから「この文章はポジティブかネガティブか?」と質問すると、AIは出力形式をくみ取って精度よく回答します。「例を見せて慣れさせる」イメージで覚えましょう。

ロールプロンプト(役割設定)

「あなたはプロのマーケターです」「あなたは小学生に教える先生です」のようにAIに役割を与える手法です。役割に合った語調・専門性・視点で回答してくれるため、目的に合ったコンテンツを生成しやすくなります。「ペルソナ設定」とも呼ばれます。

チェーンオブソート(CoT)

「ステップバイステップで考えてください」という一言をプロンプトに追加するだけで、AIが推論過程を順番に説明しながら回答するようになります。数学の問題や複雑な論理的推論で正答率が大幅に向上することが実証されています。「Chain of Thought」の略でCoTと表記されます。

システムプロンプト

ChatGPTのAPIなどで使われる「AIの振る舞いを事前に設定する」指示のことです。ユーザーから見えない裏側の設定として機能し、「常に日本語で回答する」「医療アドバイスはしない」などのルールを定義できます。企業がAIサービスをカスタマイズする際によく使われます。

プロンプトインジェクション

悪意のあるユーザーが「今までの指示を忘れて〇〇せよ」のような命令をプロンプトに埋め込み、AIの本来の設定を無効化しようとする攻撃です。セキュリティ上の重要なリスクとして試験にも頻出です。AIアプリケーションを設計する際に必ず対策が必要な脅威のひとつです。

まとめ・学習アドバイス

プロンプトエンジニアリング分野は「手法の名前と特徴のセット暗記」が基本です。ゼロショット・フューショット・ロールプロンプト・CoT・プロンプトインジェクションの5つを確実に覚えましょう。実際にChatGPTなどで試してみると記憶に残りやすく、試験でも応用力が発揮できます。

実際に問題を解いて理解を深めましょう。

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